法話(ご親教)

2019(平成31)年 立教開宗記念法要(春の法要) ご門主「ご親教」 【2019(平成31)年4月15日】

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800年連綿と受け継がれてきたみ教え

 本日は、立教開宗記念法要にあたり、ようこそご参拝くださいました。立教開宗記念法要とは、親鸞聖人が浄土真宗のみ教えを顕らかにされたことを記念する法要であり、これをご縁に、私たちにみ教えが伝わっていることをあらためて味わわせていただきたいと思います。

 さて、本年1月9日に、「親鸞聖人御誕生八百五十年 立教開宗八百年についての消息」を発布いたしました。2023年は親鸞聖人のご誕生850年に、その翌年は主著である『顕(けん)浄土真実教行証文類(きょうぎょうしょうもんるい)』、いわゆる『教行信証』を著されて、浄土真宗のみ教えを説かれてから800年の記念すべき年となります。

 本願寺では、2023年、令和5年3月から5月に、5期30日間にわたり、親鸞聖人御誕生八百五十年並びに立教開宗八百年の慶讃(きょうさん)法要をおつとめすることになりました。この法要をおつとめすることができるということは、親鸞聖人がみ教えを説かれて以来約800年にわたって、今日(こんにち)の私たちにまでみ教えが連綿と受け継がれてきたということを意味します。

 親鸞聖人は、私たち人間の本質を、自己中心的な凡夫(ぼんぶ)であると見抜かれました。そして、その私に向けられた阿弥陀さまのご本願と、それに基づくおはたらきを顕らかにされました。

 今から約2500年前に仏教を説かれたお釈迦さまは、「諸行無常」や「諸法無我」という、この世界の真理を明らかにされ、それを自分のこととして受け容れることができないために、私たちは悩み苦しむ人生を送っていると示されました。阿弥陀さまはこのような私たちを、そのままの姿で救い、さとりの世界へ導こうとはたらき続けてくださっています。

 自己中心的な思いにとらわれ、悩み苦しむ私たちの姿は、いつの時代においても変わることはありません。ですから、親鸞聖人が説かれたみ教えも、絶えることなく今日まで受け継がれ、それは、これからの時代も変わることはありません。

 私たちは、これからもみ教えを聴聞(ちょうもん)するとともに、宗門総合振興計画の取り組みを進め、多くの方にみ教えを伝え、来たるべき親鸞聖人御誕生八百五十年並びに立教開宗八百年の慶讃法要をお迎えいたしましょう。

 本日は、ようこそご参拝くださいました。

本願寺新報2019(令和元)年 5月1日号掲載
(ホームページ用に体裁、ふりがな等を調整しております)

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