実践運動

社会部<災害対策担当> 台風被災者と東日本大震災被災者がつながる

2013年10月

  • 東北
  • 伝道本部

◆平成25年台風18号の被災地への支援活動

平成25年9月に発生した台風18号は、6名の死者・行方不明者を出し、今年から運用された特別警報が京都府、滋賀県、福井県に発表されるなど、全国各地に甚大な浸水被害をもたらしました。

伝道本部では、重点プロジェクトの実践目標「災害支援:東日本大震災をはじめとする被災者への支援」の一貫として、京都府災害ボランティアセンターの要請を受け、宗務所員や寺務所員が9月21日から23日までの3日間、京都府福知山市や舞鶴市でボランティア活動を行うことになりました。

◆東日本大震災被災者の思い

台風18号が各地に被害をもたらしていた頃、東日本大震災の大津波で甚大な被害を受けた宮城県亘理郡亘理町の方が、「今までお世話になってきた。今もなお支えていただいている。私たちにでもできることをしたい」といった思いを被災者同士が集えるコミュニティーカフェを運営するNPO法人「亘理いちごっこ」に相談していました。その結果、被害の大きかった地域に「震災時に重宝したタオル類を集めて送ろう」ということになり、タオルの送り先を「東北教区災害ボランティアセンター」を通じて、社会部<災害対策担当>に相談をしました。その時ちょうど、宗務所員や寺務所員によるボランティア活動が行われたところでした。

なお、「東北教区災害ボランティアセンター」では、これまでも寄せられた米や野菜を「亘理いちごっこ」に提供し、カフェで使っていただいたり、物販の手伝いをさせていただく等、連携した活動を行っていました。

◆「つながりあう」ということ

福知山市のいちご農園では、約9,500㎡の栽培ハウスが浸水し、清掃作業でタオルが大量に必要となっていましたので、「亘理いちごっこ」からの支援を大変喜んで受けていただくことになりました。

これ以降、何度か「亘理いちごっこ」から福知山にタオルを送り、いちご農家の近所で浸水した家の方々にもお配りしたところ、大変感謝されました。

今回の支援活動は、単純に福知山のいちご農園への物的な支援にとどまらず、東日本大震災で被災された方へのこころの支援にもつながりました。それぞれ別々のつながりが一緒になったことで、宮城県亘理町と福知山市戸田の被災者のつながりも生まれています。今後も、長くつなげる支援をめざして、様々な支援の輪が広がっていけばと思います。

※宮城県亘理郡亘理町

宮城県亘理町は、宮城県南部に位置しており、東日本大震災の大津波で町の約50%が浸水した地域です。亘理郡山元町とともに「仙台いちご」の産地ですが、東日本大震災でいちご農家の9割が被災し、いちごを守ろうと畑へ引き返した農家の何人もの方が津波で亡くなりました。

現在は、いちご栽培も再開され、着実に復興への歩みは進んでいますが、経済的・精神的な苦悩を抱えて生活しておられる方も多くいらっしゃいます。

「NPO法人 亘理いちごっこ」に
集められたタオル

「河北新報」(H25.10.8)掲載記事

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