実践運動

重点プロジェクト推進室 シンポジウムから広がるご縁

2014年07月

  • 近畿
  • 伝道本部

 平成26年5月28日、宮城県気仙沼市に東日本大震災後オープンした「K-port」で開かれた「音無美紀子の歌声喫茶」。この「歌声喫茶」は、平成26年3月2日、東京有楽町で開催された“シンポジウム『ご縁』”のパネルディスカッションに出演いただいた、女優の音無美紀子さんと気仙沼市で被災された菅原文子さんとの交流がきっかけになりました。
 パネルディスカッションでは、菅原さんが東日本大震災の津波で亡くなった夫宛に書いた「あなたへの恋文」を、音無さんが読みあげました。多くの参加者が涙を拭う中、同じ壇上で菅原さんは、音無さんの声がまさに自分自身の苦しみや悲しみをそのまま表現してくれたと感じ、後日、お礼の手紙を出したことから交流が深まりました。
 東日本大震災後、支援活動の一環として被災地の仮設住宅等で「歌声喫茶」を行ってきた音無さんに、ぜひ気仙沼で「歌声喫茶」をしていただきたいと、菅原さんが呼びかけ実現。今回の「歌声喫茶」では、音無さんの他にも女優の熊谷真実さんら出演者による軽妙なトークを交えながら、参加者のリクエストに応じて童話や懐メロをともに歌いました。参加者からは、「震災後のご縁が取り持ってくれた。つながりの有り難さをあらためて感じました」と喜びの声を聞くことができました。
 菅原さんも、「本願寺さんとのつながりによって広がったご縁で音無さんに来ていただけた。震災後にいただいた、さまざまなご縁が被災地に新しい風を吹き込んでくれています」と喜んでおられます。

 東京で開催された“シンポジウム『ご縁』”は、復興の歩みの中で語られてきた「絆」や「つながり」を、より深く人と人が繋がる「ご縁」としてとらえ、念仏者の生き方として、自他共に心豊かに生きることのできる社会をめざすため開催したものです。シンポジウムが一過性の行事や派内だけの取り組みにとどまらず、今回のように被災地でのご縁づくりに結びつきました。
 「歌声喫茶」の実現は一つの例です。人々の記憶から震災がますます風化しつつある中で、このようにひとつのきっかけから新たなつながりが生まれ、それが広がり深まっていく中で、支援が継続されるよう取り組みを進めてまいります。

【会場「K-port」】

【「音無美紀子の歌声喫茶」】


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