実践運動

高岡教区災害救援活動専門委員会 心も体もあたたまるお餅つき

2016年04月

  • 中部
  • 教区

◆仮設住宅からの願いに応えて

 高岡教区の災害救援活動専門委員会では2015(平成27)年12月25日~27日、東日本大震災の復興支援として、福島県内の仮設住宅を訪れてお餅つきとうどんの炊き出しを行いました。仮設住宅での生活には四季が感じられず、せめてお正月には地元にいる時と同じように仏さまにお餅をお供えしたいという住民の願いから、5年前よりこの活動を始めました。
 今回は同教区の高校生から70代まで19人の参加があり、今でもなお福島第一原子力発電所事故の影響で避難区域に指定されている飯舘村の方々と一緒にお餅をつき、交流を深めました。

◆心あたたまるひととき

 訪れたのは、福島市内の工業団地の一画にある松川第二仮設住宅や乳幼児のいる家庭が多い吉倉宿舎、また、今回2回目となる国見上野台仮設住宅の3ヵ所です。
 会場では昨夏の教区主催のホームステイに参加していた子どもたちとホストファミリーの支援班メンバーが再会して喜びを分かち合う場面が見られたり、また、富山特産のとろろ昆布や昆布巻き蒲鉾をのせたうどんの炊き出しでは、住民の方々が美味しそうに頬張る姿があり、大変賑わいました。また、仮設住宅を出て他に引っ越しした家族もたくさん集まり、心あたたまるひとときとなりました。
 このお餅つきは毎年恒例となりつつあり、住民の方々も手慣れた様子であっという間にそれぞれ30キロのお餅がつき上がりました。お餅は各家庭に振る舞われたほか、福島県復興支援宗務事務所にも送り、お内仏に供えてもらいました。
 また、今回は活動の合間に福島県相馬市のお寺のご住職に現在の福島県内の様子や原発被害の現状についてお話をいただくこともでき、今後の支援と交流のあり方についても話し合うことができました。仮設住宅の方からは「いま、ここに残っている人たちは世間から取り残されて見捨てられたという思いが強くなっている。だから変わらずに交流を持とうと足を運んでくれるのが大変ありがたい」という声が聞かれました。特に高齢者は冬に家の中にこもりがちになるので、こういったイベントがとても重要だということもわかりました。
 高岡教区では、餅つきだけでなく、今回訪問した仮設住宅の人たちが縫い上げた「ありがとういいたてタオル」というタオルグッズの販売協力や、児童とその家族を対象とした夏休みホームステイ事業、また毎年秋に教区内寺院や門信徒の方に呼びかけて富山県産の新米を相馬組や有縁の仮設住宅に送る活動などを継続的に行っています。また、相馬組や飯舘村の人たちが高岡教区を訪問し交流会を行うなど、一方的な支援関係ではなく、相互に深い交流を続けています。
 高岡教区では、「支援する側、される側」ではなく「互いに支えあう交流事業」としてこれらの支援活動を位置づけ、今後も継続して取り組みを続けていきます。

お餅つきの様子
温かいうどんの炊き出し
温かいうどんの炊き出し

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