実践運動

奈良教区宇陀北組正定寺 思い出つむぐ「すずらんTERAカフェ」

2016年09月

  • 近畿

◆お寺とのご縁をひろげたい

 奈良県東部宇陀市の山里に正定寺はあります。正定寺のある向渕集落は、天然記念物で、宇陀市の花でもあるスズランの保存に取り組んでおり、正定寺も「すずらんの咲く寺」として地元では知られています。
 正定寺では少しでもお寺にご縁をもってほしいと、さまざまな行事を行っています。春にはお琴コンサート、夏にはお盆に併せ竹を使った灯篭「竹灯り」でライトアップなど、東森尚人住職が門徒さんと共に新しい企画を次々と生み出しています。
 中でも「すずらんTERAカフェ」は法要に併せて、コーヒーを無料で接待するというもの。5月降誕会で開催した際は、熊本地震復興支援として熊本からお菓子やくまもんグッズを取り寄せて販売し、当日は150人もの参拝者が訪れました。

◆懐かしいレコードを聴きたい

 住職は、街の方に住むご門徒から「音楽を聴くのにも、街では近所迷惑になってしまう。気兼ねなく音楽が聴ける場所を探すのが大変。古いレコードもたくさんあるけど、思い入れがあり捨てられない」という話しを聞きました。確かに現在ではレコード盤のアナログな良さが見直されており、愛好家もたくさんいます。
 そこで住職は「それならば!」と、正定寺を使って思う存分レコードを聴いていただこうと思い立ちました。山里にある正定寺であれば、大音量でレコードを楽しんでも大丈夫。そこでさっそく門徒総代に相談したところ秋のお彼岸会に併せ、前回盛況であった「すずらんTERAカフェ」を開催し、そこに「音御堂」としてレコード鑑賞会を併せることに決まりました。

◆音御堂

 平成28年9月22日、「すずらんTERAカフェ・音御堂」が開催されました。レコードは参加者が思い思い持ち込みます。
 いよいよレコードをかけようとしましたが、かくいう住職もレコードデッキを触るのは高校生の時以来。レコード世代の前住職に指南を受けながら、一曲目がかかりました。
 参加者は目をつぶり、レコードの音色と自身の思い出を振り返ります。中には結婚前に奥様からプレゼントされたレコードを持ち込んだ方もいました。奥様はすっかりそのことを忘れていましたが、久しぶりにその曲を聴くと、その時に思い出がよみがえったようです。
 思いが詰まったレコードを聴くと、参加者はどなたも優しい笑顔に溢れていました。

◆誰でも気軽に

 正定寺では、これまで670年余りに亘り支えていただいたご門徒はもちろんのこと、これからもお寺にご縁にない人でも気軽に立ち寄れるお寺をめざし、さまざまな行事を開催していくそうです。
 皆様もどうぞスズランのきれいな正定寺にお参りしてみませんか?5月中旬から下旬が見ごろです。
 詳しくは正定寺webサイトまで。→ http://www.shojoji.info/

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正定寺本堂
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お内陣

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当日の模様。テレビ取材も!
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集まったレコード
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