実践運動

奈良教区葛上組正福寺 お盆おあさじまいり

2018年10月

  • 近畿

◆門信徒会活動の一環としてスタート

 正福寺では、夏の早朝にお寺に集う「お盆おあさじまいり」を実施しています。

 8月10日から8月15日までの6日間、早朝5時40分にお寺に集まって門信徒がお勤めを行い、その後、毎年テーマを設定した連続的な法話を住職と若院がお取次ぎします。

 お盆という宗教的雰囲気の中で、墓参だけに終わらず、浄土真宗の門信徒としての教義理解を深めてもらいたいとの願いを込めて、「お盆おあさじまいり」が始まったのは昭和54年。当時、宗門の基幹運動の一つである門信徒会運動に呼応して、昭和38年4月1日に創設された「正福寺門信徒会」の活動の一環としてスタートし、今では正福寺の恒例行事の一つとして、門信徒に深く浸透しています。

 途中3回は、住職の体調不良や本堂修復工事のために休止となったこともありましたが、それ以外は継続実施され、平成30年には第37回目を迎えました。毎年の参詣者数は、過疎・高齢化の影響もあり徐々に減少しているものの、門信徒会々員数の約60%を維持しています。

◆準備からお勤めまで門信徒の手で

 この行事の主催は門信徒会。門信徒会の世話人が事前打合せ、会場設営等の準備から当日の受付、司会、行事鐘、募金活動等、法話以外はすべて行っています。勤行も門信徒会世話人を中心に門徒総代会、仏教婦人会の代表にも協力してもらって調声していただいています。

 実施の時間帯は、早朝のすがすがしさを感じることができ、また会社通勤者の事情等も考慮して設定しており、法座テーマは門信徒の希望を重視し、できるだけ関連性をもたせたものにしています。参拝者に分かりやすく法話が伝わるように、毎年、テーマにちなんだ冊子をお寺で作成します。10年ごとの節目には、最終日に講師を招聘し記念布教をいただいたり、記念品の配布をしたりしています。

 参加者の意識も回を重ねる毎に少しずつ変化してきて、その他の法要等への参拝意識の向上にも良い影響を与えているようです。

◆いろいろな課題をひとつひとつ乗り越えて

 毎年「お盆おあさじまいり」の最終日は、時間を延長して、戦没者及び東日本大震災、その他の大災害における犠牲者の追悼法要を行います。同時に期間中、義援金等の募金活動を実施し宗派のたすけあい募金に納め、被災者に寄り添うことの大切さについて互いに思い新たにする機会としています。

 参加者からの感想は、おおむね良好ですが、6日間におよぶ行事のため、期間を半分程度に短縮してはどうかという意見もありました。しかし、これまでの歴史や門信徒の行事に対する思いの深さから6日間として続けられています。

 過疎・高齢化の影響もあって、お寺を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。「お盆おあさじまいり」の実施にもさまざまな苦労はありますが、「継続は力なり」の思いで頑張っており、参加者のあるかぎり続けていきたいと考えています。

 今後、次世代の方々にどのようにして、この行事を継承していくかが大きな課題だといえます。

【お盆おあさじ参り次第】

期日:8月10日から15日

時間:5時40分から6時30分

・勤行 讃仏偈 (10分間)

・法話     (40分間)

※最終日は全戦没者及び東日本大震災等の震災犠牲者の追悼法要を修行する。

・期間中、震災被災者支援募金活動を実施

以上

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早朝からみなさん集まって参られます

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受付

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勤行の調声は門信徒会、門徒総代会、仏教婦人会の各代表によって行います

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ご法話

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「お盆おあさじまいり」の法話のために作られた冊子。毎年テーマを設定して作成いたします。

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