国際テロ対応についての声明

2001年09月25日

9月11日、アメリカ合衆国で起きた無差別同時多発テロには深い悲しみと強い憤り を覚えます。被害にあわれた皆様に心から哀悼の意を表します。

私たちは仏教の基本的な教えである「不殺生」に基づいて、非戦平和を訴えてきまし た。仏教は私たちにいのちの尊厳と平等を教えています。

この教えに立つとき、数千のいのちを奪ったこのたびのテロは、いかなる理由をもっ てしても容認できるものではありません。

最近の報道によれば、アメリカ合衆国をはじめ多くの国家はテロの首謀者を逮捕するためにはアフガニスタンヘの武力攻撃をも辞さないとの方向で着々とその準備が進められています。これに対してアフガニスタンの実質的支配者であるタリバンも「イスラム」を守るための「聖戦」と称して戦闘の準備を進めています。

私たちは合衆国大統領をはじめ世界各国のリーダーの方々およびタリバンの指導者に、「直ちに国際法廷を組織してテロの首謀者が公正且つ厳正な裁判によって法の下に裁きを受けるよう、武力攻撃によらない外交交渉によって問題解決を図ることに最大限の努力を払っていただくよう」強く要望するものであります。

21世紀こそは戦争のない世紀にという願いは世界の人々の切なる願いであります。
人々の願いに応え、人々の願いを実現することこそ世界平和の第一歩でありましょう。

このたびのテロ事件解決の方法は21世紀におけるこの種の問題への対応のリーディングケースとなるものであり、その意味においてもいのちの尊厳が守り抜かれますよう願ってやまないものであります。

2001(平成13)年9月25日

浄土真宗本願寺派
総長 武野 以徳

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