前防衛相の「原爆投下容認」発言問題に関する見解

2007年07月06日

このたびの久間章生前防衛相の「原爆投下容認」発言問題に関し、下記の通りの見解を表明し安倍晋三内閣総理大臣宛に提出しました。

2007(平成19)年7月6日

内閣総理大臣
 安倍 晋三 様

浄土真宗本願寺派
総長 不二川 公勝

前防衛相の「原爆投下容認」発言問題に関する見解

このたび、久間章生前防衛相が「あれで戦争が終わったんだ、という頭の整理で今、しょうがないな、という風に思っている」と発言され、辞任されました。

日本は唯一の被爆国であります。広島・長崎では、二十万人を超える尊い命が原爆の犠牲となりました。ご遺族やいまも後遺症に苦しむ被爆者にとって、過去の核使用を容認する発言は、いかなる理由があろうとも受け入れることはできません。なぜなら、人類を破滅しかねない核兵器の廃絶は、私たちの先人がこれまで訴え続けてきた願いであるからです。

戦後わが宗門でも、自らの戦争責任を見つめつづけてきたとともに、これまで平和への願いを訴えつづけてきました。

昭和57年には、広島にて大谷光真門主による平和宣言(昭和57年3月6日『平和を願う言葉』)がなされ、一貫して暴力否定の平和実現を願い、取り組みに努めてきました。その願いのもと、本山総御堂において、毎年8月15日には「全戦没者追悼法要」を厳修し、また、国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で「千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要」を重ねてまいりました。さらには、全国各地において、「追悼法要」や「平和のつどい」が営まれております。

まずは、このたびのことに関してご遺族・被災者への陳謝につとめ、核廃絶に向けた被爆国としての日本の姿勢を内外に示し、具体的な貢献に努めていただくことを、切に念願するところであります。

以 上

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