大阪教区 実践運動の成果!葬送儀礼のテキスト・リーフレットを作成

教区の重点プロジェクト実践目標に「葬送儀礼」を掲げた「御同朋の社会をめざす運動」大阪教区委員会は、3年間の重点プロジェクトの成果として、このほど研修用テキスト「『葬送儀礼』寺院用テキスト―大阪独自の提唱―」並びにリーフレット「後悔しない葬儀」を発刊しました。
◆大阪教区委員会の取り組み
同教区委員会では、「浄土真宗における葬儀の本来化とその形を創りだし、仏縁によって人がつながる葬儀を提唱し、本来の宗教の必要性とはたらきを明らかにしていく」ため、さまざま取り組みを行ってきました。
平成24年度は、葬儀に関するアンケート調査に先立ち、対象者・質問内容・現状の問題点・課題内容について協議検討しました。
平成25年度は、僧侶・門信徒・葬儀社・遺族宛にアンケート調査を行い、葬儀関係者とシンポジウム形式の研修会、浄土真宗の本来の葬儀を考える研修会、浄土真宗における葬送儀礼の現代的意味を確立する研修会を5回にわたって開催しました。
そして、平成26年度には3年間の成果として上記のテキスト・リーフレットを作成するに至りました。
◆葬儀の本来化へ
取り組みの成果として作成されたテキストは、葬儀に携わる僧侶の姿勢、葬儀における法話、葬儀の問題点・葬儀社との連携などについて、同教区内の大畠信隆氏・天岸淨圓氏・直海玄哲氏・若林眞人氏・野村康治氏・藤正史氏・寺本知正氏の7氏が執筆を担当しています。
また、リーフレットは葬儀の基礎的な知識を伝えるととともに、寺院や葬儀社の選び方、法名や院号の授与について、本願寺派における葬送儀礼の流れなど、門信徒を対象とした分かりやすい内容となっています。
本テキスト・リーフレットを通じて親鸞聖人がお伝えくださった「いのちの尊厳」を葬送儀礼の場に具体化出来るよう期待されています。
※本リーフレットに関するお問い合わせは大阪教区教務所(TEL:06-6261-6796)まで。