地域での活動レポート

リーフレット『報恩講をご縁に⑧』発刊

近畿2021/10/07
  • 宗派活動

◆『浄土真宗のみ教え』を掲載

 重点プロジェクト推進室では、宗門総合振興計画基本方針Ⅱの「自他共に心豊かに生きる生活の実践」に関する事業の一環として、一般寺院や本山、別院の報恩講参拝を奨励するため、本年もリーフレット『報恩講をご縁に⑧』を発行しました。

 表紙については、昨年(『報恩講をご縁に⑦』)の『六角夢想』からこのたびは『吉水入室』に場面が移ります。親鸞聖人が白い衣と袈裟を着けて、法然(源空)聖人を訪れている様子が描かれています。

 本文には、新しい日常の中で「つながり」や「ふれあい」に気づかされ、報恩講のご縁にあっていただく大切さについての文章を掲載するとともに、ご門主さまのご親教より『浄土真宗のみ教え』を掲載いたしております。

 『浄土真宗のみ教え』は、2021(令和3)年4月15日の立教開宗記念法要において、ご門主さまがご親教の中で、「私たちも(親鸞)聖人の生き方に学び、次の世代の方々にご法義がわかりやすく伝わるよう、ここにその肝要を『浄土真宗のみ教え』として味わいたい」と、お示しくださったものです。

 また、ご門主さまはそのご親教において、「来る2023(令和5)年には親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要をお迎えいたします。聖人が御誕生され、浄土真宗のみ教えを私たちに説き示してくださったことに感謝して、この『浄土真宗のみ教え』を共に唱和し、共につとめ、み教えが広く伝わるようお念仏申す人生を歩ませていただきましょう」ともお示しくださっております。

 本リーフレットを通して、共々に『浄土真宗のみ教え』を唱和いただきたいと思います。

◆仏さまとの交際

 法話は、深川倫雄和上(1924~2012)の『仏さまとの交際』と題したご法話を掲載しております。

 和上は、「『こうしたら人が悪う言うまいか、こうしたら良く思われまいか』というのが人と人との交際。」それに対し、「『こうしたら仏さまがお喜びなさるか、こうしたら仏さまがお悲しみか』というやり方が仏法、お念仏であります」と、仏法、お念仏について述べられています。

 仏法に志すとは、「なるべく人と人との交際に気を配る心を軽くして、私と仏さまとの交際を重くすること」と、お示しくださっています。

◆報恩講のご案内として

 本リーフレットは、これまで通り、報恩講についての基本的な説明や、お寺からご門徒へ報恩講の案内として活用していただけるよう、報恩講の日程を明記する欄を設けています。

 さらに、全国の別院・教堂等の報恩講日程一覧や、リーフレットのバックナンバー等をダウンロードできる宗派公式ウェブサイトへ簡単にアクセスが可能なQRコードも掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

 本リーフレットは希望者に無償配布(※送料のみ実費<着払い>)いたします。ご希望の方は浄土真宗本願寺派 重点プロジェクト推進室(075-371-5181代表)までご連絡ください。

 毎年大変好評をいただいております。このたびもぜひともたくさんの方に手に取って読んでいただきたいと思います。