2022.12.23
お知らせ

親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要へのご参拝にあたって ~新型コロナウイルス感染症への対応について~ (新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン)

 宗門では、いよいよ3月29日から5月21日の5期30日間にわたる「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」(以下、「慶讃法要」)をお迎えいたします。
 このたび、中央法要事務所では、全国からの団体参拝・個人参拝をはじめ慶讃法要にご参拝いただく皆様が、安心安全に本山にお越しいただけるよう受け入れ態勢を整備するなか、特に、新型コロナウイルス感染症(以下、「感染症」)への対応に重点を置き、関係諸会議等のご意見を伺いながら、「感染症への対応に伴う方向性」を定め、これに基づく「感染症対策ガイドライン」を策定いたしました。
 皆様には、ぜひご清覧いただき、来る慶讃法要にご参拝くださいますようお願い申しあげます。

<感染症への対応に伴う方向性>

 中央法要事務所では、これまでの感染の推移や対策に関する政府の方針、これらに伴う社会の動向等を総合的に検証し、感染症への対応に伴う方向性として、次の4項目を取りまとめました。

〔1〕2022(令和4)年12月時点の感染症の状況から判断して、慶讃法要は、既に皆様に告知いたしております計画のとおり執り行い、団体参拝・個人参拝の受け入れ制限等は行いません。

〔2〕慶讃法要期間中は、全国からの団体参拝・個人参拝をはじめ、国内外から多くの参拝者がご来山されます。マスクの着用、手指の消毒等基本的な感染対策にご協力いただきますとともに、『感染症対策ガイドライン』に沿ったご参拝をお願いいたします。

〔3〕各都道府県では、医療ひっ迫状況のレベル分類と地域の実情に応じて、「対策強化宣言」や「医療非常事態宣言」を行うこととなっております。慶讃法要にご参拝いただくか否かにつきましては、それぞれの地域の状況を見極めていただいたうえで、最終的に、各参拝団・個人でご判断ください。

①団体参拝・個人参拝にかかるキャンセル等のお手続きは、参拝センター(℡075-366-5882)にて承ります。また、各参拝団・個人のご判断によりご参拝をキャンセルされる場合のキャンセル料金等は、各参拝団・個人でご負担いただきますようお願いいたします。

②御影堂には、換気の強化等を図ったうえで、1,200~1,400席(椅子席)の参拝席を設置し、ご参拝いただきます。また、阿弥陀堂では、より間隔をあけて参拝席、モニターを設置することといたしております。当日なお、御影堂の参拝環境がご不安な参拝者につきましては、阿弥陀堂へ誘導案内させていただきます。

③慶讃法要のオンライン配信を行いますので、本山にご参拝いただけない場合においては、インターネットを通じたご参拝をお願いいたします。なお、当日のオンライン配信(ライブ中継)は、宗派公式Webサイト「慶讃法要特設ページ」からご視聴いただけます。

〔4〕今後の感染状況によって、万が一の場合を想定し、次の判断基準の一つに該当するときは、中央法要事務所において、即座に「法要期間の延期措置を講じる」又は「オンライン配信によってのみご修行する」等とした選択肢をもって判断することといたします。

【基準1】京都府において、医療ひっ迫状況のレベル3「医療負荷増大期」の降下が見込めず、引き続き、「医療機能不全期」にあたるレベル4に移行する予兆の可能性が極めて高くなるとした状態が、慶讃法要期間中に差し掛かる場合。

【基準2】政府が方針を転換するような緊急事態が生じ、慶讃法要ご満座までに、京都府に「緊急事態措置」又は「まん延防止等重点措置」等が適用される場合。

なお、〔4〕の判断に至った場合には、速やかに各参拝団をはじめ宗門全体に告知することとし、この場合の団体参拝・個人参拝にかかる旅行代金に伴うキャンセル料金等の中央法要事務所による負担(一部又は全額)の可否につきましては、参拝団ごとに旅行代金の取り扱いが異なるといった事情もありますため、慎重に対応を検討させていただきます。


次に、〔2〕のとおり、『感染症対策ガイドライン』を掲載いたしますので、ご清覧いただき、ご参拝にあたって種々ご理解くださいますようお願い申しあげます。




「新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」

 >>新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン
 >>新型コロナウイルス感染症対策のお願い

1.はじめに

 本ガイドラインは、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要ご修行にあたり、法要参拝をはじめとする各種関連行事等の開催にかかる新型コロナウイルスへの感染リスクの軽減を図るとともに、参拝者及びスタッフ等の関係者が遵守する事項を定めるものであります。
 規定する具体的な方策は、感染を予防するため、手洗いや手指の消毒、原則マスクの着用(特別な事情のある場合を除く)、換気等、基本的な感染対策の実践を前提としたものです。
 法要参拝にあたっては、本ガイドラインを熟読、周知のうえ、個人の感染予防にとどまらず、本法要に関わる全ての感染リスクを最小限にとどめることを目的として、感染対策を実施させていただきます。



2.法要参拝にあたって

(1)基礎疾患のある方や健康状態に不安がある場合は、医療機関にて予め医師に相談し、参拝いただくものといたします。また、団体参拝にあっては、所属する全ての方に周知し、引率責任者が健康状態に問題がないことを確認のうえ、参拝いただくものといたします。

(2)次の項目に該当する場合は、参拝できないものといたします。
①感染が陽性判定もしくは濃厚接触者に該当する方。(罹患者と同居あるいは長時間の接触があった方)
②参拝当日、発熱症状がある方。

(3)参拝当日までに次の①~③に該当する場合は、医療機関を受診し、医師の判断を仰いでください。
①参拝3日前から当日までの間に、37.5度以上の発熱や平熱よりも1度以上高い状態が続く場合。
②軽い風邪症状(のどの痛み、せき)及び味覚・嗅覚に違和感がある場合。
③同居家族等に感染が疑われる方がいる場合。

(4)参拝当日、下記の通り検温を実施するうえから、係員の指示に従ってください。 ①団体参拝の場合は、本願寺到着時または御影堂入堂前に職員・関係スタッフによる検温を行い、37.5度以上の発熱がある場合は、医療スタッフの指示に従ってください。 ②個人参拝の場合は、御影堂入堂前に職員・関係スタッフによる検温を行い、37.5度以上の発熱がある場合は、医療スタッフの指示に従ってください。



3.団体参拝に伴う懇親会開催について

(1)教区・組・参拝団の主催による懇親会については、開催地(会場)となる府県の認証店の利用を奨励いたします。

(2)一般的に、飲酒を伴う会食等を経た場合、感染リスクが高まることを認識いただくとともに、各参拝団の代表者・引率責任者は、団員の健康管理に最大限留意し、万一、団内に体調不良(かぜ症状、発熱など)や発症(新型コロナウイルス感染症に限らず、インフルエンザなどの感染症を含む)が確認された場合には、参拝を控えるなど、本ガイドラインに沿った対応行動をお願いいたします。

4.参拝者の予防措置について 

ガイドラインに記載の各項目を遵守して自己の感染予防に取り組んでください。また体調不良の場合は、引率責任者及び職員・関係スタッフに直ちに連絡ください。

(1)原則マスクを着用し、咳エチケットを心掛けるとともに、こまめな手指消毒を行ってください。
(2)飛沫拡散防止のため、大声での会話は控えてください。
(3)飲食時においては黙食を励行ください。



5.職員・関係スタッフにおける予防措置について  

ガイドラインに記載の各項目の内容を遵守して、自己及び参拝者の感染予防に取り組み、啓発することとしております。

(1)検温記録作成のうえ、必ず体調管理について所属長に報告すること。
(2)体調不良の場合は所属長の指示に従うこと。
(3)原則マスクを着用し、咳エチケットを心掛け、室内の換気に注意すること。また、こまめな手指消毒を徹底する。
(4)各施設内のドアノブ、手すり等、不特定多数の人が接触する場所の消毒を徹底する。



6.御影堂・阿弥陀堂及び関連施設における予防対策 

(1)御影堂・阿弥陀堂

①原則マスクを着用し、堂内の換気を徹底する。
②施設備品の消毒を徹底する。
③アルコール消毒液を各所に配置して手指消毒を徹底する。
④堂内での案内等のアナウンスは、大声による飛沫拡散を防止するためマイク等を使用する。
⑤演台を使用する場合は、机上にアクリル板を設置する。

※御影堂設置の指定された参拝席において、隣席間隔等による感染予防の面で不安を申し出る参拝者には、より隣席間隔をあけた参拝席を設置している阿弥陀堂に案内する。(但し、モニターを通しての参拝)。

(2)聞法会館

<施設使用>
①原則マスクを着用する。
②会場・部屋等の清掃、換気を徹底する。
③施設備品の消毒を徹底する。
④アルコール消毒液を各所に配置して手指消毒を徹底する。
⑤館内での案内等のアナウンスは、大声による飛沫拡散を防止するためマイク等を使用する。

<食事>
①手洗い、手指のアルコール消毒を励行する。
②食卓上にパーテーション(仕切り板等)を設置し、飛沫拡散を防止する。
③黙食を基本とし、食事中の会話は控えめにする。
④食事後は食卓・椅子など複数人が触った場所を消毒する。

(3)大谷本廟・日野誕生院・角坊

①原則マスクを着用する。
②会場・部屋等の清掃、換気を徹底する。
③施設備品の消毒を徹底する。
④アルコール消毒液を各所に配置して手指消毒を徹底する。
⑤施設内での案内等のアナウンスは、大声による飛沫拡散を防止するためマイク等を使用する。

(4)各関連施設

①原則マスクを着用する。
②会場・部屋等の清掃、換気を徹底する。
③施設備品の消毒を徹底する。
④アルコール消毒液を各所に配置して手指消毒を徹底する。
⑤施設内での案内等のアナウンスは、大声による飛沫拡散を防止するためマイク等を使用する。

(5)その他

①本ガイドラインに記載されていない不測の事態が生じた場合は、警備・救護本部救護部にて対応する。
②喫煙場所での喫煙は対面せず、会話は控える。



7.慶讃法要当日において罹患が疑われる方が出た場合の対応 

(1)参拝者の場合

①団体参拝の場合は、引率責任者を通じて速やかに救護室または職員・関係スタッフへ連絡し、医療スタッフの指示に従ってください。 ②個人参拝の場合は、速やかに救護室または職員・関係スタッフへ連絡し、医療スタッフの指示に従ってください。

(2)来賓者の場合

①救護室または職員・関係スタッフへ連絡し、医療スタッフの指示に従ってください。 ②関係各所への連絡等については、総務本部総務室及び内務本部内務室が主体となって対応にあたります。

(3)法要出勤者の場合

①救護室または職員・関係スタッフへ連絡し、医療スタッフの指示に従ってください。
②関係各所への連絡等については、法式本部式務部が主体となって対応にあたります。

(4)職員・関係スタッフの場合

①救護室及び所属長へ連絡し、医療スタッフの指示に従ってください。

※上記対応にかかる職員は、保健所及び医療機関等の指示に従うとともに、罹患者・濃厚接触者との関わりを含め、感染経路及び濃厚接触に該当する者を特定するための情報を整理してください、また、マスク、手袋着用等の感染防止対策を十分に講じたうえ、対応にあたってください。



8.法要参拝後に罹患者が発生した場合の対応

(1)参拝者の場合

①参拝後、3日以内に感染が確認された場合は、団体参拝の場合は団参・行事部まで、個人参拝の場合は一般参拝部まで、直ちに連絡ください。 ②連絡があった当該部は、情報を整理し、関係各所へ連絡ください。 ③ホームページに情報を掲載して、周知いたします。

(2)来賓者の場合

①参拝後、3日以内に感染が確認された場合は、総務本部総務室及び内務本部内務室まで、直ちに連絡ください。
②連絡があった当該部は、情報を整理し、関係各所へ連絡ください。
③ホームページに情報を掲載して、周知いたします。

(3)法要出勤者の場合

①参拝後、3日以内に感染が確認された場合は、法式本部式務部まで、直ちに連絡ください。
②連絡があった当該部は、情報を整理し、関係各所へ連絡ください。
③ホームページに情報を掲載して、周知いたします。

(4)職員・関係スタッフの場合

①法要勤務終了時から、3日以内に感染が確認された場合は、直ちに所属長まで連絡ください。
②連絡があった当該部は、情報を整理し、関係各所へ連絡ください。
③ホームページに情報を掲載して、周知いたします。



9.本願寺全体図

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お問い合わせ

慶讃法要のご修行(全般)に関すること 法要庶務本部 法要庶務部
「感染対策ガイドライン」に関すること 警備・救護本部 救護部
電話 075-371-5181(代表)