深く知る、仏事・行事

本当の姿を映す鏡

2020/04/03

 お仏壇とは、「仏さまが安置あんちされている壇(仏さまが大切に置かれている箱状の入れ物で、仏さまが置かれている場所は、一段高くなっている)」のことです。
 浄土真宗では、阿弥陀さま(南無阿弥陀仏)という仏さまが安置されています。それは、阿弥陀さまを本当に尊いもの(本尊)としてあおいでいるからです。
 お仏壇(阿弥陀さま)の前で手を合わせるのは、阿弥陀さまのお心(願い)に出わせていただくためです。すべての人を必ず救うという阿弥陀さまの願いは、「いい・悪い」「好き・嫌い」を超えて、すべての人が光り輝く世界を教えてくれます。
 さらには、「幸せ・不幸」「成功・失敗」を超えて、すべての人生が光り輝く(尊い意味がある)という世界を開いてくれます。そんな大きな世界が私たちを支え、正しい方向に導いてくださるのです。また、それは、自己中心の小さな世界に生きている自分の姿が、明らかになることでもあります。
 お仏壇は、自分の本当の姿を映す鏡だとも言えます。お仏壇の前に座り、手を合わせた時、自分にとって「いい人・悪い人」と分け隔てをして、周りの人を傷つけている自分が見えてきます。また、自分の思い通りになると幸せ、思い通りにならないと不幸といい、思い通りにならない人生に尊い意味を見出すことができないでいる自分が見えてきます。
 そんな私たちだからこそ、阿弥陀さまを本当に尊いものとして仰いで生きていくことが大切なのです。
 毎日鏡を見るように、毎日お仏壇の前で手を合わせましょう。(お仏壇のないご家庭は、ぜひ仏壇を!)

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