浄土真宗本願寺派のご門主のお言葉
ご消息・ご親教
親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年についての消息
来る2023年には、宗祖親鸞聖人のご誕生850年、また、その翌年には立教開宗800年にあたる記念すべき年をお迎えするにあたり、2023年に慶讃法要をお勤めいたします。
親鸞聖人は承安3年・1173年にご誕生となり、御年9歳で出家得度され、比叡山で修行を重ねられましたが、29歳の折、山を下りて法然聖人の御弟子となられ、阿弥陀如来の本願念仏の世界に入られました。その後、専修念仏停止によって越後にご流罪になられ、赦免の後は関東に赴かれて他力念仏のみ教えを人々に伝えられるとともに、『教行信証』の執筆にとりかかられました。他力念仏のみ教えがまとめられた本書は、浄土真宗の根本聖典という意味でご本典と呼ばれています。そして、そのご本典の記述によって、その成立を親鸞聖人52歳の時、すなわち元仁元年・1224年とみて、この年を立教開宗の年と定めています。
ご消息
ご親教(ご門主の法話)
念仏者の生き方
2016(平成28)年10月1日、第25代専如門主伝灯奉告法要の初日に、専如ご門主はご親教「念仏者の生き方」をお示しくださいました。このご親教はその題名にある通り、私たち念仏者が浄土真宗のみ教えに出遇う、阿弥陀如来の救いにあずかることによって、それまでの私たちの生き方がどのように変えられ、この現実世界でどのように生きていくようになるかを示された大切なご教示です。
「念仏者の生き方」に学ぶ
「私たちのちかい」
2018(平成30)年11月23日、全国門徒総追悼法要の後に専如ご門主はご親教を述べられ、「『念仏者の生き方』を皆様により親しみ、理解していただきたい」という思いから、その肝要を『私たちのちかい』として次の四カ条にまとめお示しくださいました。
「私たちのちかい」を通して
「浄土真宗のみ教え」
2021(令和3)年4月15日、立教開宗記念法要の後に専如ご門主はご親教を述べられ、「私たちも(親鸞)聖人の生き方に学び、次の世代の方々にご法義がわかりやすく伝わるよう、ここにその肝要を『浄土真宗のみ教え』として味わいたい」として「浄土真宗のみ教え」をお示しくださいました。