寺院サポート講座│山陰教区大田西組西楽寺

わくわく、たのしく、ほっこりと

2018年度モデル研修受講
山陰教区大田西組西楽寺 住職 菅原昭生さん(講師)

 それまでの私(自坊)は、日々沸き起こる問題に対して、ただアタフタとその場凌ぎの対応に明け暮れて、結局、空しい疲労感が残るだけでした。ところが、この研修を通じて明確なお寺のビジョンを持ったとき、お寺の動き一つ一つが意味をもち、ストーリーとして繋がりました。
 そして折しも、作成した寺院運営計画書を実行に移そうとする時、新型コロナウィルス感染症が流行し、アクションを中断せざるを得ない状況となりました。しかし、そんな中でも、この研修で学んだ考え方(外部環境・無形の価値)を踏まえて、このタイミングで為すべきアクションを起こすことができたと思います。その典型は、ご門徒と1対1で繋がる公式LINEアカウントの導入、リモート仏事の対応、Youtube での法座ライブ配信です。
 超過疎地にある当寺では、ご門徒の約4割が県外在住の「離郷門徒」です。そのため、お寺と離郷門徒を結ぶとき、距離的・時間的な隔たりが大きな障害となります。しかし、オンラインという手段の導入によって、そのハードルを超えることができたわけです。この研修で学んだ世の中の手法(マーケティング)がここでも活用されました。




jiinsupport_koe2.png