寺院サポート講座│安芸教区安芸南組来生寺

次代へつなげていく具体的なビジョンが見えてきました

2022年度受講
安芸教区安芸南組来生寺 住職 松浦宣洋さん
坊守 松浦南子さん

 有料の橋が架かる瀬戸内海の島。少子高齢化、過疎化が進み、御法義だけど保守的な土地柄。寺院子弟は娘2人。これがうちのお寺を取り巻く環境です。お寺の将来について悩みながらなかなか行動に移せないでいたある日、本願寺新報でこの研修会の告知を見て、思い切って電話で問い合わせ受講を申し込み、それから「一緒に受講しましょう」と住職を説得しました。
 最初住職は気乗りしない様子でしぶしぶの参加でしたが、受講生の皆さんとオンラインで交流し励まされ、悩みを抱えているのはうちだけじゃない、いやいや、なるほど、うちのお寺にはこんなセールスポイントがあるんだ!という事に気づき、寺院運営計画書を書き上げました。
 そのアクションの1つを1月の総代会に諮ってみたところ、「御院さん、坊守さん、具体的に動いてみてください。」と言われ、現在実現に向けて関係各所と協議中です。最初の一歩を踏み出すのはしんどいです。でも、代々続いてきたお寺を活性化させ、次代へつなげていく具体的なビジョンが見えてきました。娘2人は昨秋得度をし、家族4人で相談しつつ歩む日々です。


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