ミャンマーの僧侶・市民への殺傷を直ちに中止することを求める要請
トピックス2007.09.28
このたびのミャンマー政府による僧侶・市民への殺傷行為に関して、福田康夫内閣総理大臣宛に「ミャンマーの僧侶・市民への殺傷を直ちに中止することを求める要請」を、また、ミャンマー連邦大使館フラ・ミン特命全権大使宛に「ミャンマーの僧侶・市民への殺傷を直ちに中止することを求める声明」をそれぞれ出状しました。
2007(平成19)年9月28日
内閣総理大臣
福田 康夫 様
浄土真宗本願寺派
総長 不二川 公勝
ミャンマーの僧侶・市民への殺傷を直ちに中止することを求める要請
私たちは、今、ミャンマー連邦で起こっている、僧侶・市民のデモに軍が発砲、さらに多くの僧侶が拘束され、パゴダ(僧院)が破壊されているという報道に接し、同じ仏教徒として大変深い悲しみを覚え、憂慮をしています。
かつて、1988年の民主化要求デモの折も、やはり多くの僧侶・市民・学生が軍により逮捕・拘束され、犠牲者は1,000人とも3,000人とも聞いています。再び同じ過ちが繰り返されてはなりません。
お釈迦さまは「すべての者は暴力におびえ、すべてのものは死をおそれる。己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。」(『ダンマパダ』)と説かれています。
日本政府が、ミャンマー政府に対し、平和的デモを行う僧侶・市民に対する殺傷・弾圧・拘束を直ちに止めさせるための必要な措置を講じられるよう強く求めます。
また、日本政府を含む国連等関係国際機関におかれましても、事態の民主的平和的解決に向けての努力を続けられますことを心から念願します。
以 上