地域での活動レポート

インターネットで検索できるお寺に

近畿2016/09/13
  • 寺おこし事業

(地図情報へ追加、広告登録、ホームページの作成)

道に迷っても自分の現在地と行き先を携帯電話が教えてくれる便利な時代。逆に「インターネットで見つけることができなければ、この世の中には存在していないのと同じ」との指摘もあります。インターネットで検索できるお寺にするための各地での取り組みを紹介します。


(1)Googleで場所を追加 <奈良教区>
 過疎地域にあるお寺はインターネット上の地図情報に表示されないことがあります。
お寺の住所をGoogleで検索しても、お寺の表示(卍)が出てこない場合、「Googleマイビジネス」に登録すると寺院として表示され、クリックすれば基本情報も表示されるようになります。
 まずはGoogleに登録・ログインしたうえで住所や電話番号等入力して申請します。1週間程度の審査後にGoogleマップ上にお寺が表示されます。
登録をされたご住職は、「これからの時代、お寺もホームページが必要だとご門徒から意見があり、調べてみるとインターネットの地図上にも寺院が存在していなかった。現在は、ホームページとリンクして寺院活動を紹介。中には都会に離れて暮らす子どもにも紹介したと嬉しそうに語る門徒さんもいます」とお話しいただきました。

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(2)タウンページに登録 <福岡教区>
 職業別電話帳(タウンページ)は1996年よりインターネットサービスを開始しています。現在、タウンページの事業主向け広告サービスに登録(月5,000円)すると、検索エンジンで見つけてもらうことができます。
 登録している住職は「寺院の基本情報、住職の法話も掲載できるので便利が良い」、「地域から離れて暮らす子どもや孫、親類の方が手次のお寺へ連絡をしようと思うとき、大きな役目を果たしている」と満足しておられるようです。

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(3)ホームページを安価で作る <東京教区>
 第10回宗勢基本調査の単純集計では、ホームページやブログを開設している寺院は11.1%。今後開設する予定である寺院は10.4%、予定のない寺院は78.6%でした。
 ホームページを開設した都市開教寺院は、「ホームページ作成は約16万円、維持費はドメイン費とサーバーレンタル費で毎年5,000円程度かかっています。私は業者に作ってもらいましたが、きれいなホームページでなくても、手作り感のあるものの方が好まれるように思います。独自カラーを出せば、それを好きなひとが見てくれるわけで、そんな人によってお寺は支えられていくものですから」。
 「JIMDOというホームページ作成サービスは、ホームページの開設も維持費もタダ。しかも検索にひっかかりやすい構造になっていて、これを見てお寺の法座に来られる方、法事を頼んでこられる方がいらっしゃいます。おすすめです」とお話しいただきました。

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