地域での活動レポート

消える寺 残るお寺も 消える寺(山陰教区)

中国・四国2015/08/13
  • 寺おこし事業

(退職後、Uターンによる寺院活動、将来を見据えた寺院の建替え)

退職後、NHK番組「寺が消える」の舞台にとりあげられた地域にUターンした住職。
「自分はこの地域の方々と話をするために帰ってきた」
現在、民生委員をしながら地域に溶け込んでいます。
かつて農林業で栄えたこの地域は、川沿いに「石を投げれば当たる」ほど多くの寺院がありました。
孫が継いでくれることを願いながら、「何百年の歴史を有する寺院を、自分の手で廃寺にするには後ろめたさがある」と話します。
「公民館、集会所活動の充実に伴い、寺院がコミュニティーセンターではなくなる」
住民が寺院を支えるどころではなくなることを見据え、寺院の建て替え(自費)にあたり、自ら"バラック寺院"と名付けたそのモダンな伽藍は、いつでも壊しやすいようにと考慮し設計をされています。

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自称"バラック寺院"