地域での活動レポート

本願寺西山別院 書道教室始めました

近畿2017/06/09
  • 教区活動

◆書道教室始めました

 阪急京都線桂駅東口より南へ徒歩5分のところにある、本願寺西山別院(佐々木孝昭輪番)では、2017(平成29)年4月より第2、第4木曜日の月2回書道教室を開催しています。
 書道教室を始めたきっかけは職員の書道向上が目的でしたが、ご門徒からの要望もあり、今では誰でも参加できる教室になっています。
 4月からスタートしたこの書道教室には、すでに幅広い年齢層の人が参加しています。

◆書いて、綴って、お経本

 ご門徒にも慣れ親しまれている『仏説(ぶっせつ)無量寿経(むりょうじゅきょう)』のなかにある偈(うた)、『讃仏偈(さんぶつげ)』から始めます。
 教材には本願寺出版社から発行されている『書いて味わう讃仏偈 重誓偈』を使用し「光顔巍巍」から「忍終不悔」までの80行の経文を、各回4行から8行ずつ進めます。
 まず教材に沿って、各自のペースで進めていき、先生が添削後、用紙に清書します。清書した経文は毎回ためていき、全て書き終えた時には表紙をつけ和綴じすると、世界でひとつだけのオリジナル経本が完成します。

◆毎日のお参りに

 参加者には筆を上達させたいという人はもちろん、筆を持つ機会の少ない時代だからこそ書道に親しみたい人、また慌ただしい時間から抜け出し、お寺で心と身体を落ち着かせたい人などそれぞれの目的があります。そして皆、自分で作ったオリジナルの経本で毎日のお勤めをすることを楽しみにしています。
 経文を一文字一文字書くことにより、お参りとは異なる味わいがあります。参加者は「書道教室に参加することで友達もでき、お寺が今まで以上に身近に感じられるようになりました」「40年ぶりに筆を持つので不安でしたが、先生はとても優しく丁寧に教えてくれるので毎回楽しみにしています。自分で作った経本でお参りするのが楽しみです」と目を輝かせ話しました。

◆お寺に興味をもってもらうために

 今後は、より一層興味をもってもらうため、最近人気の絵手紙を顔(がん)彩(さい)と筆を使い描きます。次回はうちわの制作を予定しており、季節ごとに箸袋、年賀状等も制作予定です。
「今までお寺にご縁のなかった人が少しでもお寺へ興味をもってもらえれば!」と佐々木輪番は期待します。

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箸袋

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うちわ