浄土真宗本願寺派総合研究所・重点プロジェクト推進室 冊子『ごえん(Vol.5)-平和ってなに?-』発刊
近畿2017/04/09

宗派では、非戦平和に関する冊子『ごえんVol.5-平和ってなに?-』を発刊しました。
◆冊子の内容
「平和ってなに?」と聞かれた時、皆さんならどう答えるでしょうか。この『ごえんVol.5-平和ってなに?-』は戦後70年以上が経過し、過去の戦争の記憶が失われつつある現在、改めて「平和」について考える冊子です。
国際社会では「戦争」は違法なものと規定されています。しかし、現在に至るまで「人権の擁護」や「人道の回復」を掲げ、「平和のため」と称した戦闘が行われてきました。また、世界では、貧困や差別、不平等という直接的ではない暴力も存在しています。その現状を鑑みると「単に戦争を行っていなければ平和なのか」という新しい疑問が生まれます。
この冊子では「平和」の意味を再確認し、仏教の立場からの「平和」を考え、過去の反省を踏まえた上で、現在行われている「平和」構築の活動について紹介しています。
「平和」とは多くの人のさまざまな活動によりつくり上げられるものです。私たちは常に予断と偏見を排し、平和について考え続け、問い続けていかなければなりません。この冊子がその学びの一助となれば幸いです。
今後も共に考え行動していきましょう。