和歌山教区海南組安養寺 わかやまワッパプロジェクト

◆音楽プロジェクトチーム結成
和歌山県海南市にある安養寺(長谷川義則住職)では、学校や家庭の中で教えにくくなった大切な事を、地域の親子や子どもたちが一緒に、さまざまな体験を通して気づいていく遊び場「寺子屋わっぱ塾」を開いています。
「わっぱ」とは子どものことであり、安養寺には小学生から高校生まで幅広いわっぱたちが集まります。わっぱ塾は2004(平成16)年、6人のお母さんと子どもたちが音楽演奏会を企画したのが始まりでした。演奏会に向けて練習に取り組むことで、親子の絆が深まり、長谷川住職にとっては音楽の楽しさに気づくきっかけになりました。
そこで住職は、わっぱ塾の親子と音楽を大切にしている仲間で音楽プロジェクトチームを結成しました。これが「わかやまワッパプロジェクト」の始まりです。
◆有名演奏家と共演
「わかやまワッパプロジェクト」は、現在35名の会員とレギュラー奏者7名が中心に活動しています。2013(平成25)年からは住職の知り合いであるプロサックス奏者・本多俊之さんとの演奏活動が始まりました。本多さんは日本を代表する奏者であり、プロの技に驚かされるばかりであった塾生は一生懸命練習しました。
和歌山県にある鳥屋城山でモササウルス化石が発見された際には、和歌山県立自然博物館とイベントを共催し、わっぱ塾生と本多さんでモササウルスのテーマソングを披露しました。このことが、NHK放送や朝日新聞をはじめとした各新聞社で大きく紹介されました。
また2016(平成28)年5月にはサクソフォン四重奏団トルヴェール・カルテットと共演を果たしました。以来、CD作成にも携わるなど「わかやまワッパプロジェクト」は活動の幅を大きく広げていきました。
◆熊本地震チャリティーコンサート
「わかやまワッパプロジェクト」に本願寺鷺森別院から「コンサートの依頼があり、長谷川住職の希望で熊本地震支援チャリティーコンサートとして2016(平成28)年11月26日に開催しました。
コンサートは和やかの「和」、支援の輪「輪」、わっぱの「童」をテーマに来場者が一度は聴いたことのある名曲を演奏し、あたたかい音色が会場を包みました。また、和歌山名産のミカンにちなんだ「みかんの花咲く丘」の演奏や「爆笑!曲当てゲーム」などみんなで楽しめる内容で、たくさんの拍手でコンサートが終演しました。この日のために一生懸命練習してきた塾生にも安堵の表情が浮かびました。
「わかやまワッパプロジェクト」では現代にあったクオリティーの高い音楽性と幅広い活動を活かして、地域社会の新しいコミュニティーの場が拡げることを目指して活動していきます。
EPOさんのLIVEが4月23日に安養寺で開催決定。
相愛大学を卒業され、プロとして活躍する久家菜々子さんがフルート演奏されます。
また世界のドラムス村上ポンタ秀一さんのLIVEは秋頃予定しています。
詳しくはこちらまで→http://wappa2012.blogspot.jp/
ワッパプロジェクトメンバー
長谷川ご住職と演奏
本多俊之さんとトルヴェールカルテットの皆様と
ワッパプロジェクトメンバー