地域での活動レポート

鹿児島教区川内組  「講演の夕べ」

九州・沖縄2015/09/10
  • 寺院活動

◆新たなご縁を広げるために

 鹿児島教区川内組では、浄土真宗のみ教えで一番大事にされている「聴く」場所と機会をより多くの方につくりたいという思いから、2つの取り組みを行っています。
 1つは年に2回ご門徒を対象とした、「法話を聴く会」を実施しています。そしてもう1つは4年に一度、ご門徒の他、今まで仏教にあまり関わりのなかった方にも来ていただけるよう市民ホール等で大きなイベントを開催しています。気軽に足を運んでいただくには無償でするのが一番です。しかし、より多くの方に興味を持っていただけるイベントにするため、メインゲストや大きな会場を手配するにはどうしても費用がかかります。そこで、チケットを無償で配れるよう、川内組内の寺院で毎年積み立てをすることでその問題を解決しています。

◆歌を通して

 今回は7月7日に川内文化ホールを借りて、お話コンサート「講演の夕べ」を開催いたしました。
開会後まず、川内組内の僧侶9人が色とりどりの法衣を身にまとい、みんなで重誓偈をお勤めしました。
 そしてメインゲストとして、住職でシンガーソングライターをしている、やなせななさんをお招きしました。やなせさんは僧侶という視点を活かし、命の尊さを題材とした歌を数多く制作し、活躍しています。
 やなせさんのコンサートでは、仏さまのお話を交えながらの素敵な歌を披露していただきました。
 ご門徒の他にも知り合いに連れられて初めて来ていただいた方など、様々な年代の方で大変賑わいました。やなせさんの綺麗な歌声は心を落ち着かせ、その雰囲気の中で、仏さまのお話しも自然と受け入れやすく、楽しみながら仏教をより身近なものに感じることができたと思います。
 川内組では今後も定期的に法話会やイベントで「聴く」場所と機会をつくり、ご門徒の方はもちろん、今まであまり仏教に触れてこられなかった方との新たなご縁づくりに繋げる活動を続けていきます。

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