地域での活動レポート

熊本教区仏教青年連盟 ~開かれたお寺へ、OPEN! TEMPLE!~

九州・沖縄2015/03/10
  • 教区活動

 熊本教区仏教青年連盟は、若者をはじめお寺と縁のない人に広くお寺を知ってもらうため、熊本別院を会場に「OPEN(オープン)! TEMPLE(テンプル)!」というイベントを開催しました。
 委員長を中心に会員で全て一から企画した手作りのこの催しでは、バザー、お坊さん体験、腕輪念珠作り、白洲法話、ヨガ、初参式や仏前卒業式と盛りだくさんの内容。普段とは違った別院の様子に地元の方や通行人も興味をもって立ち寄ってくださる光景がみられました。

◆「〇〇卒業」を機縁にお寺に参拝!仏前卒業式

 イベントの中でも個性的な企画となったのが、人生における変化や節目をきっかけにお寺に参拝してもらおうと企画された「仏前卒業式」。参加者一人ひとりが何からの卒業なのか、その理由やこれからの決意を表明し、委員長から卒業証書を受け取るというものでした。
 讃仏偈をおつとめした後、参加者は"仕事"や"独身"などさまざまな卒業の内容を発表し、会場が笑いに包まれるなど楽しいひと時となりました。
 "独身"から卒業した参加者からは「5月には家族が一人増えるので、来年は初参式に参加したいですね」と、あらたな仏縁を広げるきっかけにもなりました。

◆楽しく元気をモットーに

 同仏青では今年度、会員たちが例会として"お寺でやりたいこと"を自ら企画。この「OPEN(オープン)! TEMPLE(テンプル)!」は3月の例会として企画・開催されました。バザーでは、各団体の会議などで呼びかけて集めた日用品の他に農作物を出品。ご門徒さんに仏青の存在と活動を知ってもらおうと、会員が門徒農家を訪問して趣旨を説明し、規格外などで出荷できないデコポンや晩白柚、トマト、ねぎなどを提供してもらいました。
 「楽しく、元気に」がモットーの同仏青では、お寺に足を運んでもらうためには積極的なアプローチが必要という想いのもと、毎回、知人・友人に声をかけ、参加を呼び掛けることで確実に会員数も増加しています。
 新年度からは地域の活動にも力を入れ、地域ごとに小さな仏青を立ち上げ活性化を図ります。
 葬儀・法事以外にも自分の人生に関わる行事がお寺にあることを知ってもらい、若い世代とお寺との距離を少しでも近くしていけるよう今後も内外に向けた実践運動を進めていきます。

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