地域での活動レポート

滋賀教区 「ほっこり法話会」~温泉でご法話を~

近畿2014/07/10
  • 寺院活動

◆「おうみ法(のり)の友(とも)」

 滋賀教区では、重点項目の一つに「文書伝道活動の展開」を掲げ、門信徒に配布する『おうみ法の友』を年4回発行しています。
 第1号を発行したのが、昭和62年。今では第107号(平成26年6月1日発行)となりました。内容は、法話や宗門・教区の情報、正信偈や仏教を由来とする日常語の解説を中心に、各号毎に特集を組んで、門信徒の皆さまにさまざまな情報を発信しています。
 また、平成21年からは、より多くの方に読んでいただけるよう、滋賀教区教務所(本願寺八幡別院)のホームページにも掲載し、インターネットを通じた文書伝道活動も進めています。

◆「ほっこり法話会」

 法話といえばお寺で・・・しかし、「少し趣向を変えて、温泉地で聴聞することがあってもいいのでは」という声がきっかけとなり、平成26年1月、「おうみ法の友」主催で、温泉地での一泊法話会「ほっこり法話会」を開催しました。4人のご講師から、絵本を用いたり、楽器演奏を交えたりするなど、"ほっこり"とした雰囲気を大切にしながらお話しいただいたおかげで、会場全体が"ほっこり"感に包まれていました。
 また、夜の懇親会では、僧侶と門信徒が膝を突き合わせ、おいしい食事をいただきながら、ご法義のことから世間話まで、話が弾みました。懇親会の後は、もちろん温泉に入ってゆっくりと体を休めました。
 年度当初にはなかった新たな企画にもかかわらず、県内各地から41名の参加をいただき大盛況のうちに終えることができました。
 参加者からは、「お寺の敷居が高いと感じている人も、温泉などお寺を離れた場であれば、法話を聴きたいという声もあります。温泉で聴聞した人が、今度はお寺に足を運んでみたいと思っていただけるようになればいいと思います」という声もいただきました。
 日ごろの体の疲れを温泉で流しながら、ご法話を聞き、親睦を深めながら、明日への活力をつけることができる素敵な時間にできるよう、今回の反省点を活かして、次回につなげていきたいと思います。
 お寺に来る人を待つだけではなく、お寺から離れて積極的に踏み出していくことにより、新たなご縁をつくっていく。そんな活動をこれからも続けていきます。

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