東京教区 一人ひとりが大切にされる場所(お寺)づくり

◆「子どもも法事の主役」
近年、大人だけで子どもが参拝しないご法事が増えています。
東京教区では、法事を家庭ではなくお寺で行うことが多い環境の中、このことを積極的に捉え、大人から子どもまで、世代をこえてお寺に集まってもらうキャンペーン「子どもを法要に」を実施しています。ご法事をきっかけに、子どもにもお寺にお参りしてもらうことで、お寺を身近に感じてもらい次代につながっていくよう、取り組みを進めています。
このキャンペーンは、キッズサンガの理念にも通じるもので、東京教区ではリーフレット「子どもも法事の主役です」を作成し、教区内寺院に配布しました。
大人たちが仏様に手を合わせる姿を見て、子どもたちも大切な場所であると感じるのではないでしょうか。
◆そっとつながる ホッがつたわる 場所作り
お寺は、多くの人が気軽に安心して訪れることができ、ホッとできる場所でありたいものです。
東京教区では、地域の中にあるお寺が、もともと担ってきた役割を見直し「そっとつながる ホッがつたわる場所作り」をめざしています。
「仏さまの前は何でも話せる場所です」というポスターを作成し、教区内の全寺院に掲示を呼びかけました。お寺は入りにくいと思われている方に、どなたにも開かれた場所であることを知っていただきたいと思います。
また、平成25年度は、人との接し方や話の聞き方について、多様な切り口から連続講座を開催し、今年度も同様の講座を開いています。
現在の環境の中で、生きづらさを抱えた人たちにどう向き合えるか、どこまでも聞いていく姿勢を持って積極的に取り組んでいきます。
◆実践目標「日常の寺院活動:一人ひとりが大切にされる場所作り」
東京教区では、これらの取り組みを中心に実践目標を「日常の寺院活動:一人ひとりが大切にされる場所作り」として活動を展開しています。
東京教区の特徴を見直し、教区内の各お寺の活動がそのまま首都圏伝道につながることを意識しつつも、社会と対話できる念仏者として学び続け、活動を展開していきます。

