地域での活動レポート

熊本教区熊本組覚法寺 臨時寺子屋を開校

九州・沖縄2020/06/12
  • 地域活動

◆お寺が今できることを

 熊本教区熊本組覚法寺(大谷昭広住職)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い学校が長期休校となるなか、こんな時こそお寺としてなにかできることはないか、今できることを協力し合い動く時ではないかと考え、「臨時寺子屋」を開校しました。

 3月10日から5月末までの期間、平日の朝6時半から夕方5時まで、住職と坊守が中学生の協力をうけ、毎日約10名から20名の児童を預かりました。

◆食事を通して育む感謝の心

 寺子屋では毎日、時間割を組み、学校の宿題やお寺の掃除などのお手伝いをして過ごします。自由時間には、鬼ごっこやドッジボールを楽しみ、午後4時からは全員そろって本堂でおつとめを行います。

 なかでも子どもたちが楽しみにしていたのは、お昼ご飯の時間です。各自が持参するお弁当に加え、門信徒や保護者から提供を受けた食材を坊守が中心となり、みんなで調理し食べました。食事の準備から片付けまでを分担して行い、食事のことばを通して、多くのいのちとみなさまのおかげによって生かされているという感謝のこころを育みます。

◆思い出を込め『寺子屋新聞』発刊

 「臨時寺子屋」を閉校するにあたっては、子どもたちが『寺子屋新聞』を発刊しました。新聞には、臨時寺子屋で過ごした楽しい時間の思い出と共に、感謝の言葉が書き記されています。

 およそ3カ月間に渡り、子どもたちが過ごした臨時寺子屋が修了し、学校が再開されたことを大谷住職は「新型コロナウイルスの猛威に緊張の連続でしたが、皆様のおかげにより無事に終了できました。ご門徒の皆様、地域の皆様、保護者の皆様の差し入れや、温かいお心遣いに勇気づけられ、何よりの励みとなりました」と心から安堵しています。

 そしてさらに「ウイルスによる世間の状況が刻々と変化しているなか、とにかく感染に巻き込まれなかったのが何よりでした。子どもたちはウイルス問題に振り回されながらも楽しく元気に一日一日を精一杯生きているようでした。そんな子どもたちから、こちらもたくさんの事を学ばせていただいた臨時寺子屋でありました」と目を細めて話してくれました。

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