地域での活動レポート

福井教区若狭組正覚寺 特技を活かして親しまれる「お寺の掲示板」に

中部2020/12/24
  • 地域活動

◆ご門徒が普通褒賞を受賞

 このたび、正覚寺のご門徒である中村恵一(なかむら けいいち)さんが寺院の護持発展に努めた方を対象にした「普通褒賞」を宗門より受賞しました。

 正覚寺では、渡邊弘文住職が本山本願寺で奉職し、京都に在住しているため、ご門徒が日常の寺院活動におけるさまざまな場面で住職や坊守を助けています。そんな中で、中村さんは絵と書道の特技を活かし、お寺の掲示板を担当。参拝される方々に親しまれるよう、毎月、仏教や浄土真宗に関するものから風景や動物など、幅広いテーマで絵と法語を掲示しています。

◆約25年間続く「お寺の掲示板」

 中村さんが「お寺の掲示板」を担当し始めたのは約25年前。鹿野薫証 前住職から依頼されたのをきっかけに、今日まで毎月欠かさず更新し続けています。

 中村さんの描いた絵は参拝者に大変好評で、2019(令和元)年、正覚寺が若狭組熊川部法中報恩講法要の会所を勤めた時に、これまで描いてきた絵を本堂に展示したところ、絵が欲しいと望む人が数多くいて、それぞれ気に入った絵を進呈しました。

 中村さんは、「25年間、毎月続けていますから、何を書いたら良いのか悩むこともありました。しかし法語を書いているとよい勉強の機会になり自分の味わいにもなります。また、法中報恩講や法事で正覚寺の門徒以外の方が参拝されたとき、掲示板の言葉や絵を見て喜んでもらえるのがうれしかった。体調を崩し入院したこともありましたが、その時も掲示をさせていただけました。これからも続けていきたいですね」と意欲を語ります。

◆住職の褒賞推薦の思い

 中村さんを普通褒賞に推薦した渡邊住職は、「中村さんは、総代、門徒推進員としてもお寺の護持発展に努めてくださっています。お寺の前に中村さんの家があることもあり、私が京都から帰ると、いろいろと話をして未熟な住職を支えてくれています。私自身も、毎月自坊に帰るときには掲示板を観ることを楽しみにしています」と中村さんへの日頃の感謝を述べ、また、「今年ご往生された中村さんの奥様にもお世話になりました。奥様の入院中、本願寺出版社で購入した書籍を持ってお見舞いにいくと大変喜んでくださり、本当に浄土真宗のみ教えをよろこばれた方でした。できるなら奥様もご一緒に褒賞の推薦をしたかったです」と話します。

 これからも中村さんが担当する「お寺の掲示板」を通じて、多くの方々が正覚寺に親しみをもってくれることでしょう。

001415-01.jpg

普通褒賞受賞者 中村恵一さん(左)と渡邊弘文 住職(右)

001415-02.jpg

正覚寺の掲示板

001415-04.jpg

中村恵一さんが描いた絵

※宗門褒賞について

 宗門では、宗門総合振興計画の基本方針「Ⅲ.宗門の基盤づくり」重点項目「6.組織の役割の確認」、事業内容「㉒現行の褒賞制度を見直し、褒める組織づくりをめざして、『褒める・支援する・奨励する』制度を確立する」の取り組みの一環として褒賞制度を奨励しております。

 普通褒賞は、寺院護持への多大なる業績があるとともに、宗門の興隆に寄与され、抜群の方で他の模範と思われるご門徒に対し住職が推薦し授与するものであります。

 詳しくは、浄土真宗本願寺派 寺院活動支援部公開サイト「お寺の情報箱」をご覧ください。

 「お寺の情報箱」( https://johobako.hongwanji.or.jp/ )