地域での活動レポート

本願寺長野別院 子どもの遊び場「寺子屋」

関東・甲信越2021/12/24
  • 地域活動

◆地元学生らと子どもの居場所作り

 本願寺長野別院を会場に2021年7月から月1回、子どもの遊び場「寺子屋」が開かれています。主催は地元の信州大学教育学部の学生、高校生、社会人で組織する「またあいこ」(川岸歩実代表)。

 「地域に開かれたお寺」を目指す長野別院は、講堂や研修室、台所などを無料で提供し、別院職員らがスタッフに加わるなどして全面協力しています。

 川岸代表(信州大学2年)は「市内で行う子ども食堂の活動を通して、子どもが元気に動き回って遊べる場所が少ないことに気付いた。そういう場所を作りたかった」と動機を語ります。

◆境内に響くはしゃぎ声

 午後1時から5時まで会場を開放し、子どもたちは好きな時間に来て、自由に過ごします。スタッフが遊び相手となり、追いかけっこや水遊びなどで走り回り、トランプや折り紙などで遊びます。教区内の僧侶や門信徒から寄せられた食材で軽食も出しています。

 夕刻、子どもを迎えに来た奥本亜由美さんは、「新型コロナの影響もあり、走り回って遊ぶこともできず、家の中にこもりがちだった。子どもがうれしそうにはしゃぐ姿を久しぶりに見た。安心して遊べる場所があるのはうれしい」と笑顔を浮かべます。

 川岸代表は「知人に紹介され、別院で活動を始めることができた。ゆくゆくは大人も一緒に過ごせる空間にしたい。みんなが輝く小屋であり、いろんな人たちのつながりが生まれることを願って『寺子屋』と名付けた」と語ります。

 長野別院の齋藤英明輪番は「子どもの笑顔と元気な声が境内に響き、それをやさしく見守る大人たち。一昔前にはよく見かけた、いろんなものを工夫して使って遊ぶ姿を見るとほっとする。さらに、この活動に教区内の門信徒や寺院がさまざまな形で協力してくださっている。子どもを中心に生まれた温かなつながりはありがたい」と話していました。

 

※『本願寺新報』(2021年12月20日号)に同内容を掲載しています。