地域での活動レポート

ハワイ開教区ホノカア本願寺 「ウクライナ避難民への人道支援」

海外2022/07/12
  • 地域活動

◆ウクライナから2万キロ ハワイ島に避難した家族を招く

 ハワイ島にあるハワイ開教区ホノカア本願寺(山岸昌也開教使)は2022年5月20日、ロシアの軍事侵攻によるウクライナ避難民への人道支援として、ハワイ島で暮らす姉・オレナさんを頼って、ウクライナ中部オレクサンドリアから避難してきたマルガリータ・オボドフスカさん家族を招いて歓迎会を開きました。

 ホノカア本願寺メンバーをはじめ、地域住民が集まり、マルガリータさんと2人の子ども、オレナさん親子に歓迎のレイをかけ、ウクライナとハワイの料理でもてなしました。また、日用品や食品、支援金などを手渡しました。

 マルガリータさんは「仕事も生活も何もかも奪われた私たち家族を、アロハ精神(温かい思いやりの気持ち)で支援してくれるホノカア本願寺の皆さんに感謝している。夫は今もウクライナで兵士としてロシア軍と戦っていると思う。ロシア軍が侵攻して間もなく、シェルターに避難したが、戦況の悪化とともにポーランドの避難者収容施設に移った。そこから当面の生活を考えて約2万キロ離れたハワイの姉を頼った。まずは英語を学び、静かに暮らしたい。そして、戦闘が収まったらウクライナに戻り、家族みんなで暮らしたい」と話しています。

◆「みんな〝オハナ〟(家族)だ。支援を続けていく」

 ホノカア本願寺は、花まつりでオークションと募金を行ったほか、ホームページでも募金を呼びかけて集めた3,000ドルを、マルガリータさん家族をはじめ、ウクライナで暮らし、避難生活を強いられるホノカア本願寺のメンバーの親戚や友人ら4家族に支援金として届けました。

 ホノカア本願寺のマイルズ・オクムラ理事長は「新聞やテレビで報道される様子に、心が痛む。避難を余儀なくされている何百万人もの人々に心を寄せ、私たちにできること、そして思いやりを表現することを実践しようと企画した。ほんの一部の人々であっても、その人たちに変化をもたらすことができる。遠く離れていてもお互いにつながっている、世界の人々はみんな〝オハナ〟(家族)だ。これからも支援を続けたい」と意気込みます。

 山岸開教使は「ホノカア本願寺は毎年9月21日のハワイ州ピースデーで平和を呼びかけるさまざまな行事を企画し、地域行事として定着させている。新型コロナでは食糧支援も行ってきた。常にみんなが平和に暮らせるように、できるかぎり貢献していきたい」と話しています。

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右3人がウクライナから避難してきたマルガリータ・オボドフスカさん家族

※『本願寺新報』(2022年7月1日号)に同内容を掲載しております。