地域での活動レポート

大阪教区仏教婦人会連盟・寺族婦人会連盟 消毒用の雑巾を作り、保育園などへ贈る

近畿2022/10/31
  • 地域活動

◆雑巾不足を知り会員に呼びかけ

 新型コロナの感染対策で、毎日の消毒作業が必要となる幼稚園や保育園、認定こども園の保育施設、児童養護施設などで役立ててもらおうと、大阪教区仏教婦人会連盟と同教区寺族婦人会連盟は、雑巾を作り、届ける活動を2021年秋から続けています。これまでに4,000枚超が大阪教区教務所に寄せられており、大阪府内19施設に順次届けています。

 大阪府内の保育園で園長を務める岩田公子さん(大阪教区保育連盟理事長)が2021年秋、教区のある会議で「新型コロナの感染拡大予防のために園では毎日塩素消毒を行っているが、作業に使う雑巾がすぐに傷んでしまい、数が足りない。雑巾を寄付してくださる方がおられたら助かる」と呼びかけたのが始まりです。

 これを伝え聞いた仏婦、寺婦両連盟が「新型コロナのまん延で、会員同士で集まることができずに活動が停滞している。私たちに手伝わせてほしい」と協力を申し出ました。両連盟は合同で雑巾募集のチラシを作成し、教区内の寺院などに配り、雑巾作りを呼びかけました。

 求められる雑巾は、四つ折りにしたタオルを縫い合わせたもので、生地や糸の色は自由です。出来上がった雑巾は大阪教区教務所に集められ、そこから必要とする施設に随時送っています。2022年9月6日までに、個人や単位会、組連盟から4,163枚の雑巾が集まり、19の保育施設や児童養護施設に順次届けています。

◆自宅でできる活動

 チラシを見てすぐに取りかかったという大阪府吹田市の正業寺仏教婦人会(大阪教区島下組正業寺)は、鈴鹿しおみ坊守が「それぞれ会員が自宅でできる活動だと思い、役員さんと相談して会員の皆さんに協力を呼びかけた。雑巾は毎月16日の仏婦例会に持ち寄ってくださり、これまでに段ボール2箱分を教務所に届けた。施設の職員さんのご苦労を思いながら、積極的に取り組んでいる」と話します。

 東住吉組仏婦連盟(高田三幸委員長)と同組寺婦連盟(天岸章子委員長)は合同で取り組んでいます。「従来のように集まって何かをしようにも人数制限があり、コロナ対策も大変なので、活動を躊躇していた。雑巾作りは各自ででき、教務所がパイプ役となって支援先を探して届けてくださるので、私たちも有り難い」と語っています。

 岩田さんが園長を務める枚方市・常稱寺保育園など3つの保育園では、0歳から6歳までの乳幼児を7時から20時まで保育しています。行政の指導で休園した時期や、多くの職員が罹患したことで運営が困難な状況もあったとのことです。岩田さんは「休園、集団感染を防ぐために、1日2回の塩素消毒と水ふきの作業を行っている。子どもが触れる床や壁、ドア、棚、机、イスなど隅々まで消毒し、塩素も使用するので雑巾の傷みが早い。保護者に雑巾の提供を呼びかけてきたが、不足していた。婦人会の方々に雑巾を作っていただき、ものすごく助かっている。こうした地域支援に仏婦や寺婦の皆さんが関わってくださっていることに感謝しかない」と話しています。

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※『本願寺新報』(2022年10月1日号)に同内容を掲載しております。