地域での活動レポート

北海道教区札幌組 アフターコロナの寺院活動の参考に (お供えの手づくり体験)

北海道2023/08/22
  • 教区活動

 「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)北海道教区札幌組委員会は、2023年5月24日、25日、研修会「手作り体験教室―お仏壇に飾るお供えを、自分の手でつくってみませんか」を札幌別院で開きました。
 新型コロナウイルス感染症が収束しつつある中、対面での活動を再開させる寺院の参考になればと、互いの距離をとりつつ、マスクをしたままでも楽しめる落雁(らくがん)の供物作りを企画しました。北豊教区の門徒である大井哲子(おおいのりこ)さんが創業し、会長を務める供物用落雁専門店「楽心堂本舗」の指導のもと、専用キットを使用した製作に挑戦しました。赤、青、紫など9色のヒナギク型落雁を八角柱の土台にのり付けして、自分好みのカラフルなお供えづくりを楽しみました。

◆寺院活動再開の一助になれば

 また、「一般寺院で実施する際の見本になれば」と、同月26日には札幌組内の安楽寺と光圓寺でも実施し、3日間で僧侶、寺族、門信徒、延べ120人が参加しました。安楽寺門徒の粟井幸子さん(91)は「夫の17回忌があるので、私が作った落雁をお供えしたい」と話します。
 「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)北海道教区札幌組委員会実行部の横湯誓之(よこゆちかし)さんは「ご門徒の皆さんと一緒に何かに取り組むことの大切さを改めて実感した。内容的にも『子ども・若者ご縁づくり』や各教化団体の活動に還元できると思う。アフターコロナに向かう今こそ、法座や寺院活動再開の一助になれば」と思いを語っています。


※『本願寺新報』(8月10日号)に同記事を掲載しております。