お寺でSDGs「エコフリマin光国寺」

第4回「エコフリマin光国寺」 「facebook・浄土真宗本願寺派硯海山光国寺」では、エコフリマをはじめ、光国寺のさまざまな取り組みのコンテンツを紹介しています。
北豊教区門司組光国寺(福岡県北九州市)では、2025年4月6日に、御同朋の社会をめざす運動(実践運動)の取り組みとして、第4回「エコフリマin光国寺」が開催されました。
このたび、光国寺の副住職・石本淳慎さんより、「新しい地域との連携を模索した取り組みを実施しました。この取り組みを宗門内の広報活動や、実践事例として役立てていただき、今後の運動推進の一助となれば」と、「実践運動エコフリマ開催報告~広がるご縁~」と題し、取り組みをご紹介いただきました。
【「実践運動エコフリマ開催報告~広がるご縁~」より】
新型コロナウイルス感染症を経て、マルシェなどを開催する寺院が増えてまいりました。光国寺でも地域とのつながりを生み出すべく、従来の仏事以外の活動を実施し、お寺の新しい役割を見出そうと〝フリマ〟を開催することとなりました。お寺が主催するフリマですから、集客だけを目的とするのではなく、SDGsへの取り組みや障がい者福祉などの社会的テーマを見据えたものにしたいと思い、〝エコフリマ〟と名付けました。
そして、2025年4月6日(日)に、第4回となる「エコフリマin光国寺」を開催しました。キッチンカーを目玉に、介護施設や福祉作業所、障がいのある方々が作製した雑貨を扱う店舗、地元の柳町商店街のお店からの出店申込みが多数ありました。一般のフリマ参加者からも申込みがあり、約300人の来場者や子どもたちに楽しんでいただけました。また、4月8日の〝はなまつり〟にちなんで、会場に白象を置き、お釈迦様のお誕生日を知っていただくこともできました。
光国寺では年々、フリマをきっかけに新しいご縁が広がっています。ヨガ講師のAKARIさんの「子育て中のママにリフレッシュしてもらいたい」との思いから、ご法話とヨガを合わせた〝朝ヨガ〟や、育児中のお母さんがお子さんを預けてヨガをしたのち、門信徒と一緒に食事を通して交流する〝託児ヨガ〟、麹(こうじ)食品のコンテンツをSNSで発信するAOIさんを招いての〝麹講座〟や、料理研究家・管理栄養士のSHIZUさん主宰で、食事を通じて子どもたちの自立心を養う料理教室〝キタQ自炊塾〟が毎月開催されるようになりました。
今回のエコフリマでは、光国寺の趣旨に共感いただいた方々から光国寺との連携のお申し出もありました。地域の活性化に取り組む(株)CNCさんと、地元企業の社員とで流しそうめんを通じた親子交流企画や、介護事業者との連携により、大里地区の活性化を話し合う談話会の開催など活動の輪が広がっています。
そして、そこからご法話のご縁やお寺にお参りされる方もいらっしゃいます。阿弥陀様の教え、仏教を伝えるお寺を地域の新しいご縁の場として開けていけたらと思います。
※光国寺からお届けいただきました開催報告を実践事例としてご紹介いたしました。