地域での活動レポート

北海道教区空知南組常光寺 地域エネルギー事業

北海道2014/06/10
  • 寺院活動

◆環境問題への取り組み

 常光寺では、平成18年に庫裏を建て替える時、オール電化にすることを決定。太陽光発電パネルの設置やヒートポンプ温水器の導入等によって、エネルギーの節約やCO2の削減に努めはじめました。これは環境への配慮だけではなく、「お寺」の公共性を考え、停電時の電気供給や災害時の貯水タンク等、「災害に強い建物」をコンセプトにしたからです。
 また、平成23年にいち早く電気自動車を導入し、境内では充電サービスも開始しました。充電は、ご門徒は無料ですが一般の方も60分100円で利用でき、充電中にはお寺で休憩できるようにしました。

◆地域エネルギー事業~新たな形の寺院運営~

 常光寺のある美唄市は、道内有数の炭鉱地帯でしたが、昭和47年の炭鉱閉山後、急速に人口が減少し、深刻な過疎化を抱えています。
 年間降雪量8m以上にもなる豪雪地帯でもあり、当初は太陽光発電に対して賛否が分かれましたが、平成18年度の庫裏建て替え以降の実績を基に、事業化が可能であると判断し、ご門徒と協議し導入を決めました。
 お寺の所有地に設置した1.6m×1mの発電パネル180枚には、平均すると一般家庭15軒分に相当する発電能力があり、平成25年7月からは北海道電力への売電を開始しています。
 過疎化という現実の課題に向き合い、次の世代に負担を残す原子力発電に依存しない将来をも見据え、「門信徒の出資による地域エネルギー事業」という新たな形の寺院運営。この事業を通して、地球環境だけではなく、さまざまな形で地域社会に貢献していければと思っています。